「何かを変えたい。でも、今動くべきなのかわからない」。仕事や人間関係、暮らし方など、大きな選択ほど迷いは生まれるものだ。失敗したらどうしよう、今より悪くなったらどうしようと考え、結局そのままにしてしまうこともある。しかし、人生のすべてを思い通りにすることはできなくても、自分の選択によって変えられることはある。では、「変えたい」という思いを抱えたとき、どう考えれば一歩を踏み出せるのだろうか。『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』から、覚えておきたい言葉を紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

変化を起こす前は、誰でも迷う。けれど、変化を起こした後で、「もっと後にすればよかった」と言う人は、ほとんどいない。Photo: Adobe Stock

自分で「選択」できているか?

「今の仕事を続けるべきだろうか」
「この人との関係を、見直したほうがいいのではないか」
「ずっと気になっていることに、挑戦してみたい」
そんな思いを抱えながらも、踏み出せないことはないだろうか。

周囲の状況や相手の気持ち、過去に起きた出来事は、自分の力だけで変えられるものではない。
だからこそ、「どうせ何も変わらない」と感じ、変化を起こすこと自体を諦めてしまう人もいる。

しかし、どんな状況にも、自分で選び直せることや、少しずつ変えていけることはある。
小さな行動でも、自分の人生に新しい流れをつくるきっかけになる。

変化には不安が伴う。
けれど、変えられないものばかりを見つめるのではなく、自分にできることへ目を向けたい。

「あの変化をもっと後で起こせばよかった」と言う人はいない

そのヒントになるのが、次の言葉である。

 人生では、自分の思い通りにならないことが多い。しかし、自分や周りの人の人生にいい影響を及ぼせる領域はある。その領域で変化を起こすことに集中すれば、喜びや人生の目的を見つけられる。その事実を受け入れることで、私は安心感を味わえたのだ。「あの変化をもっと後で起こせばよかった」と言う人はほとんどいない。何かを変えたいと思っているのなら、そのことに注意を向けよう。

――『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』より

変化を起こすとは、すべてを一度に変えることではない。
大切なのは、まだ起きていない不安を何度も考え続けるより、自分で動かせることに目を向けることだ。

もちろん、変化を起こしても、すべてが思い通りに進むとは限らない。
それでも、自分の人生にとって大切なことに向けて行動した経験は、次の選択をする力になる。

「もっと準備が整ってから」と待ち続けているうちに、時間だけが過ぎてしまうこともある。
何かを変えたいと思っているのなら、その気持ちを見過ごさないでほしい。

小さくても、自分にできる一歩を踏み出すことが、これからの人生を動かすきっかけになるのである。