「一例ですが、おふたりとも70代で、毎日のようにお電話をされるなど交際中は本当に幸せそうだったケース。『2、3時間も電話しちゃいましたよ』と報告をいただくほどでした」

「順調に交際が進んでいると思っていたのですが、今後について話し合われたときに、『事実婚と入籍のどちらを希望するか」でどうしても条件が合わず、お別れしてしまいました。事実婚を希望されていた方は、相続に関する不安があったそうです」

 相続問題は本人の意志だけではなく、家族の意向も重要なので、より複雑だ。

「シニア世代が結婚を考えるときには、相続や介護、娘・息子家族との調整など、一般的に若い世代にはまだない問題が多く出てきます」

「お子さんが再婚に反対するケースは、財産の相続だけが問題ではありません。すでにお子さんが家庭を持つなり独立していたりしても、親御さんに新しい家族ができるとなると、自分との思い出が上書きされてしまうのではないかと不安を感じられるようです」

「年収」「年金」よりも重要…50代・60代・70代の「婚活で選ばれる人」の特徴とは?小規模な結婚相談所は「横のつながり」を大切にしている。「全国約7万人の会員様情報が登録されているTMS(全国結婚相談事業者連盟)のシステムから候補を探したり、仲人で会員様プロフィール交換会を開催したり。業界全体が協力してシニアの婚活を支援する枠組みがあります」(坂本さん) 画像:縁結び和はは