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近年、大企業を中心に「黒字リストラ」が顕著だ。2025年度にはパナソニックが1万人強の人員削減を行い、三菱電機やマツダ、日清紡などでも同様の施策を行っている。一方で、早期退職後における「シニア転職」も活発になってきているが……。黒字リストラする企業の本音と、シニア転職の厳しい実態に迫る。(A4studio 瑠璃光丸凪)
大企業の「黒字リストラ」は
退職金が多くネガティブではない?
「早期・希望退職募集」が判明した上場企業は46社で、人数は2万781人と前年度の約2.5倍に急増――東京商工リサーチの調査によると、2025年度はパナソニックHDや三菱電機、三菱ケミカル、シャープなど大手メーカーの早期・希望退職募集が相次いだ。
実施企業は直近決算で黒字が約7割。業績が堅調な企業ほど、将来の事業転換や人員構成などを見越した「黒字リストラ」に着手しているという。中高年を対象にした募集が加速したのも特徴だ。
社数と人数の推移では、直近のピークはコロナ禍の20年度。116社で早期退職が実施され、2万4863人の募集・応募があった。そこから22年度にかけて落ち着くも、25年度に再びV字で増えている(※グラフ参照)。
なぜ今、黒字リストラが止まらないのか。ワーキングシニアの現状を追うジャーナリストの若月澪子氏に話を聞いた。
まず、中小企業と大企業のリストラではその景色が異なるという。大企業に顕著な黒字リストラとはどんなものなのか?








