シニア婚活「理想のパートナー」とは?
年収、年金、話が合う人…

 シニア婚活者がパートナーに求めるものは、20代から40代くらいの世代と比べてどのような特徴があるのだろうか。

「実は、最初に出てくる条件は年収が多いんです。このぐらいの年収、年金はあってほしいと仰います」

「とはいえ、皆さん他にも色々な条件を挙げられますが、最終的には『話が合う人がいちばん』と落ち着きますね」

「最近成婚されたカップルに決め手をお聞きしたところ、『デートを重ねるうちに昔からずっと一緒にいたような感覚になった』『一緒に過ごしていて安心できた』と仰っていたのが印象的でした」

 年収や会話の相性を重視する点は、若い世代の婚活とそう変わらないようだ。

「お互いの相性を確認するためにも、すぐに条件を伝えるのではなく、会話をまず楽しんでほしいと会員様にはお伝えしています。シニア婚活は解決していくべき問題が複雑なときもある一方で、パートナーに求めるものは結局シンプルです」

シニアの孤立・孤独を防ぐには
スマホと婚活が効く!?

 内閣府の「令和8年版高齢社会白書」によると、65歳以上の人の割合は29.4%(総人口1億2322万人のうち3622万人)。国立社会保障・人口問題研究所の推計では、2040年に約35%(団塊ジュニア世代が65歳以上になる時期)と予測されている。

 今後ますます活気を増すと思われるシニア婚活。トラブルにならず、うまくいくコツはあるのだろうか?

「シニアもデジタルを活用できるといいと思います。婚活では、円滑に連絡を取り合うことがとても重要です」

「スマホを使いこなせれば、遠方のお相手でもオンラインお見合いや、ビデオ通話で顔を見ながら食事をするなど、できることが格段に広がります。単身者ほどスマホの使い方を誰にも聞けない傾向があるようで、結果として孤独感を募らせていく。シニアの孤独は、社会問題でもあります」

「実は最近、地域センターのような場所を借りて、シニア向けのスマホ相談会も実施しています。シニア婚活が盛り上がる背景にある、シニアの孤立・孤独をデジタルで解決していけたらと思っています」

「老いらくの恋」「年甲斐もない」などとシニアの恋愛や婚活は、時に偏見の目で見られることもある。しかし、超高齢化社会に突き進むニッポンで、老いに対する固定概念は変わりつつある。シニア婚活は、社会問題の解決にもつながる――。こうした視点を見逃してはいけないだろう。