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日本の上場企業の約半数、非上場企業においては9割近くが、創業家によって統治されるオーナー企業に分類される。そんな“オーナー企業大国”の日本で、市場評価や収益性、安定性において最強のオーナー企業はどこか。ファミリービジネス白書企画編集委員会の協力を得て、上場オーナー企業「1885社」の「時価総額」および直近本決算の「売上高」「営業利益率」「総資産事業利益率(ROA)」「自己資本比率」「流動比率」を偏差値化してランキングを作成した。特集『オーナー企業「上場1885社」全序列【2026年版】』の#7では、輸送用機器54社の業種別ランキングをお届けする。産業界のトップに君臨するトヨタ自動車よりも上位に入ったのはどこか。(ダイヤモンド編集部 猪股修平)
存在感は圧倒的なトヨタ自動車だが
ランキングトップは意外な企業に
マツダ、いすゞ自動車、スズキ……。輸送用機器業界のオーナー企業といえば、名だたる大手自動車メーカーがまず思い浮かぶ。中でもトヨタ自動車を筆頭とする豊田家系の企業は、他を圧倒する存在感を保持している。
トヨタ自動車の2026年3月期決算の売上高は50兆6849億円に達し、日本企業として初めて50兆円の大台を突破した。世界に名をはせる同社は、名実共に日本一の企業だろう。
創業者の豊田佐吉氏のひ孫であり、11代目社長の豊田章男氏が23年に社長を退き、26年4月にはプロパーの近健太氏が社長に就任している。ところが8月、章男氏の長男の大輔氏がトヨタ自動車に管理職として帰任した。将来的には社長に就くという見方が有力で、豊田家がオーナーとして君臨し続ける未来が既に描かれているといえる。
だが、ダイヤモンド編集部が『ファミリービジネス白書』(白桃書房、監修・著 後藤俊夫)を刊行しているファミリービジネス白書企画編集委員会(後藤俊夫、落合康裕、荒尾正和、西村公志)の協力を得て、独自の指標で作成したオーナー企業ランキングでは、トヨタ自動車はトップではない。
トップに立ったのは、トヨタ自動車やマツダ、スズキではなく、意外な企業だった。果たして、輸送用機器業界の最強のオーナー企業はどこか。次ページで、全54社の順位を明らかにする。








