ハッピーエンドに向かっていく?
「患者さんに好きに嫌いもありません」と言う直美に、「仕事か。そりゃそれで傷つくな」などと素直なことを言うようにもなった。
直美「違います。みんな大事な命を預かってるから」
平蔵「大変な仕事だ」
みんな大事な命――直美は看護婦の本質的なことを言う。この言葉を受けて、あとで平蔵は、直美が柳生(中村倫也)のことを嫌いになっているのを感じながら、彼も大切な命のひとつだということに気づかせる役割を担う。
ふと見れば、今日は瓶に葉っぱだけ。
「柏の葉。たまには、こういうのも悪くねえかと思ってな」
なかなか風流な趣味である。そもそも、荒れた家のなかで、毎日花を生けていること自体が意外だった。
直美は亡くなった妻が花好きなんだと思っていた。平蔵は、最初は、仕方なく花を生けていたが、次第に「明日、何飾ろうかなって。そのうち詳しくなって、好きになったかもしんねえ。花も草も木も。少しだけな」とはにかむ。
「俺は変わっちまったのかもしんねえ」
変わらない人だった平蔵が気付けば少しだけ変わっていた。
長く続けていけば、いつか何かが少しだけ変わる日がくる。
ツヤと敏江は、学科も実地も試験に合格した。セツ(村上穂乃佳)は残念ながら学科で落ちた。でもまた次に挑戦する気だ。
チュウ(若林時英)の店で合格のお祝い。
そこにヒデ(池田朱那)がやってきて、ツヤと再会し、手を握り合う。かつてツヤのことを心配していたヒデ。りんにツヤを辞めさせてしまったことを責めたのはヒデだった。でもこうして、ツヤは11年もかけて看護婦になり、看護婦に限界を感じたヒデは医者になった。そのうち、医者と看護婦としていいパートナーになるかもしれない。
こうなると、あとはひたすらいい話で、大団円か。









