『風、薫る』第127回より 写真提供:NHK
今日の朝ドラ見た? 日常の話題のひとつに最適な朝ドラに関する著書を2冊出版し、毎日レビューを続けて12年めの著者による「読んだらもっと朝ドラが見たくなる」「誰かと話したくなる」連載です。本日は第127回(2026年9月22日放送)「風、薫る」レビューです。(ライター 木俣 冬)
患者のからだの調子を聞かない理由
着々と最終回に向かっている。第127回では、りん(見上愛)がシマケン(佐野晶哉)から「守破離」という考え方を聞く。直美(上坂樹里)は寛太(藤原季節)が大陸に旅立つと聞いて、本当の名字を聞く。
ふたりともこれまで長いつきあいだった人とのある種の集大成を経て、新たなフェーズに向かおうとしているのだ。人生における出会いの大切さを感じさせる回だ。
看護婦試験に向けた実習で、宮川佳枝(相田翔子)の家に来たツヤ(東野絢香)。
実習や見学を受けてくれるのは、どうやら太客だったら佳枝、無料看護だったら平蔵(太田光)のようだ。なかにはきっといやだという患者たちもいるだろう。
今日もいつもの、まず換気。これを見て思うのは、これだけしょっちゅう換気、換気とやっていたのを見ていたから、この半年、視聴者も換気に気を配るようになったのではないかということだ。
ただし、夏は暑かったので窓を開けるのも決意がいったことだろう。最近、涼しくなってきて、換気も気持ちよくなってきた。
ツヤは、佳枝の様子を観察。あとで、りんに質問する。
「宮川さんの右手の具合を聞かないんですか?」と聞いたら教えてくれるかもしれないけど、でも宮川さんに「大丈夫」って嘘を言わせることになるかもしれないから。
深い。
りんは佳枝が自分から何か話してくれるのを待っていた。
「何かそういうときの目安みたいなものってあるんですか?」とさらに聞くツヤ。なかなかいい質問である。
そのときのりんの答えは――。







