40歳を目前にして、ビジネスパーソンとしての大きな差が開いていく。要領よく成果を出す人と、毎日忙しそうにしながら成果が出ない人。その決定的な違いは、仕事における「量と質の順番」を正しく理解しているかどうかにあります。人間の成長プロセスを無視し、最初からスマートにこなそうとする「頭の悪い働き方」はあらためる必要があります。この記事では、書籍『リーダーの仮面』のエッセンスをもとに、全ビジネスパーソンに必須の「リーダーシップ」のあり方について指南する。(構成/ダイヤモンド社・種岡 健)
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最初から「質」を求めて自滅する人
成果が出ない会社員が犯している、最大の勘違いがあります。
それは、行動を起こす前から「効率の良さ」や「仕事の質」を求めることです。
「無駄な行動はしたくない」
「スマートに一発で成功させたい」
そう考えて、準備や計画ばかりに時間を費やし、実際の「行動量(打席に立つ回数)」を極端に減らしてしまいます。
本人は「頭を使って賢くやっている」つもりかもしれません。
しかし、これは仕事の順番を完全に履き違えた、最も頭の悪い働き方です。
圧倒的な行動量の裏付けがない「質」など、ただの空論にすぎないからです。
まず圧倒的な「量(行動量)」をこなし、その中から改善点を見つけて質を高めていくのが正しい順番です。
量をこなさない人間に、質の高い仕事ができるはずがありません。
――『数値化の鬼』より
「量」をこなした者にしか「質」は宿らない
世の中で「あの人は仕事の要領が良い」「天才的にスマートだ」と称賛される人たち。
彼らの過去を追ってみれば、例外なく若い頃に「狂気的なほどの行動量(泥臭い量)」をこなしてきた歴史があります。
大量の行動をし、大量の失敗を経験したからこそ、「どこに無駄があるか」「どこが成功のツボか」が身体感覚として理解できるようになるのです。
量のプロセスをすっ飛ばして、最初から質の高い仕事をしようとするのは、一度も素振りをせずに本番の試合でホームランを狙うようなものです。
「泥臭い行動量ファースト」を徹底しよう
40歳までに成果を出せるビジネスパーソンに脱皮するための法則は、とてもシンプルです。
「質」のプライドを一度捨て、泥臭い「行動量」を圧倒的に増やすことです。
「今日、自分は何回打席に立ったか」
「何件のアプローチをこなしたか」
PDCAの「D(行動)」の回数だけにフォーカスして、行動量を爆発させます。
リーダーの仮面の教えの通り、感情や言い訳を挟まず、愚直に行動の数字を積み上げること。
圧倒的な量の先にある「本物の質」を掴み取った人だけが、40代以降も第一線で活躍し続けることができるのです。




