ジャングリア沖縄の「ふらっとチケット」を使ってわかった問題点とは? Photo:JIJI
前編『そりゃ大赤字だわ…「ジャングリア沖縄」に行ってわかったディズニー・USJとの決定的な違い』では、ジャングリアが集客に苦戦する理由について徹底分析した。後編では、ジャングリアが新設定した「ふらっとチケット」を実際に使って浮き彫りになった数々の課題と、改善策を提案したい。(ライター 前林広樹)
テレビCMで人気「鳥の巣」席に座れない
レストランでも感じる回転効率の悪さ
8月下旬の日曜日、「ジャングリア沖縄」を訪れた。園内全体は閑古鳥が鳴くほどガラガラなのに、目当てのアトラクションは70分待ちと45分待ちだった。
あきらめて、レストラン「パノラマダイニング」で休憩することにした。時刻は12時過ぎで、行列ができていた。昼時だし予約していないから当然だと思い並ぶと、事前予約をした人たちも行列していた。
不思議に思い予約システムを見ると、3つある席のタイプ(室内席、テラス席、ネスト席)までは予約できないことがわかった。ネスト席とは、テレビCMでも目立っていた鳥の巣のような形をした眺望抜群の席である。
事前予約をした人でも、ネスト席希望ならとにかく待つしかない。予約なしの筆者が、予約ありの人たちよりも早く室内席に通されたので、申し訳なさを感じた。
時間がないので(詳細は後述)、すぐ出そうなパイナップルとバナナのロールケーキにコーヒーを注文。計1600円とホテルラウンジのケーキセットに近い値段に、一瞬たじろぐ。
ケーキがサーブされると、スタッフが多良間島産の黒糖をその場で削って仕上げてくれた。パインの酸味、バナナと黒糖の甘味のバランスが絶妙で美味しく、満足度は高かった。
店を出ると相変わらず行列ができていた(室内席は空席がたくさんあるが)。アトラクション同様、回転効率の悪さをレストランも抱えている印象は否めなかった。
パーク全体をひととおり体験し、総じてスタッフのホスピタリティや食事の質は高いと感じた。しかし問題点も多すぎて、口コミで酷評されるのも仕方がないなと妙に納得した。
何より今回、「約3時間で楽しめる新チケット」を謳い文句にした「ふらっとチケット」(大人2970円・子ども1980円)で入園したのだが、結論から言うと3時間では全く楽しめなかった。一体どういうことか。







