2026年9月22日、米ニューヨークで開かれた国連総会に合わせて会談するトランプ米大統領(右)と高市早苗首相 AFP=JIJI
金正恩のご機嫌取り?
会談に前のめりなトランプ
池上 トランプ米大統領が北朝鮮の金正恩総書記に秋波を送っています。トランプ氏自身が「年内に会うことになるだろう」と会談実現をにおわせると、その後ビンセント・ブルックス元在韓米軍司令官も「米朝対談が行われるとすれば、最も早い時期で9月末の米中会談や11月上旬の中間選挙が終わってから、12月中旬に行われるG20(20カ国・地域)首脳会議の間」と述べています。
増田 トランプ氏は8月末の米韓合同軍事演習も急きょ、期間と規模を短縮するよう軍に通達しました。どうしても金氏に会いたいが故の忖度だったのかもしれません。
池上 トランプ氏は、SNSに金氏のご機嫌取りに加え、韓国がイラン攻撃に協力的でなかったことや米国側の費用がかさんでいることが演習規模縮小の理由だと書き込んでいます。
米韓軍事演習の縮小も
短距離弾道ミサイル発射
増田 でも北朝鮮は、日本、米国、韓国による共同訓練「フリーダム・エッジ」が終了した翌日の9月12日に、複数の短距離弾道ミサイルを日本海に向けて発射しましたね。
池上 北朝鮮は日米韓の共同訓練を「挑発的」だと非難しました。トランプ氏が米韓合同軍事演習を縮小しても、「それくらいでは足りない」ということでしょう。核・ミサイル開発を続けながら、米国からさらに大きな譲歩を引き出そうとしているように見えます。







