「無料で相談できます」「役立つ情報をタダで教えます」――そんな言葉を見ると、得をした気分になる。だが、ちょっと待ってほしい。あなたから1円も受け取らない相手は、いったい誰のために働いているのか。無料FPからSNSの投資情報まで、「タダ」の裏側にある意外なカラクリを見ていこう。※本稿は、実業家の堀江貴文『やってはいけない 絶対損する金の使い方』(徳間書店)の一部を抜粋・編集したものです。
無料FPの「タダ」には
カラクリがある
堀江貴文氏 提供:徳間書店
「無料で保険の見直しのお手伝いをします」「お金の相談、何度でもタダ」
そんな看板を掲げたファイナンシャルプランナー(FP)が駅前にもショッピングモールの一角にもいる。テレビCMやネット広告でも頻繁に見かける。親身になって話を聞いてくれる。ときには数時間もつき合ってくれる。それでいて1円も取らない。プロにタダで相談できるなら使わない手はない。多くの人がそう考えて気軽にブースの椅子に座る。
でもその椅子に座ってはいけない。保険の見直しを無料相談のFPに頼むな。彼らはあなたの味方の顔をした、保険会社の営業マンなのである。
彼らはボランティアで生きているのか。霞でも食っているのか。違う。あなたに見えないところでちゃんと稼いでいる。FPが保険を売れば、保険会社から販売手数料が入るのだ。キックバックである。相談料で数千円もらうより、保険を1本売ったほうがはるかに儲かる。見直しが無料なのはそういうカラクリだ。
誤解しないでほしいが、キックバックそのものは悪ではない。商品を紹介し、売れたら販売元から報酬を受け取る。成果報酬はどこにでもある立派な商売だ。まずいのは、無料相談のFPの儲けと、あなたの得が逆を向いていることである。あなたに必要最低限の保険だけをすすめてもFPは大して儲からない。保障を厚くし、特約を積み増すほど報酬が膨らむのだ。







