「職場の人間関係が、なぜかいつも疲れる」。そんな人は、相手とうまく付き合うために、必要以上に考えすぎているのかもしれません。「自分が悪かったのか」「相手に問題があるのか」「どうすればわかり合えるのか」。しかし、人間関係には、いくら考えても答えが出ないことがあります。では、人間関係で必要以上に苦しまない人は、何を手放しているのでしょうか。『3000件の職場の悩みを解決したプロが教える リーダーのふるまい大全』の著者・本田淳也氏が、その考え方を解説します。
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人間関係にも「答え」を出そうとしてしまう
仕事上の問題なら、原因を調べて、解決策を考えて、答えを出すことが必要です。
でも人間関係を同じように扱おうとすると、苦しくなることがあります。
「あの人とうまくいかないのは、自分が悪いのか」「相手のほうがおかしいのか」「どうすれば以前のような関係に戻れるのか」
――こうして答えを探し続けてしまう。
職場の人間関係で必要以上に苦しまない人が、やめたこと。
それは、人間関係に「正解」を出そうとすることです。
どちらも悪くなくても、合わないことがある
人間関係がうまくいかないとき、どちらかが悪い、どちらかが正しいと決めたくなります。
でも実際には、どちらも悪くないのに合わないことがあります。価値観が違う、仕事の進め方が違う、そもそもの相性がある
――職場ではよくあることです。
「正解を出さなければ」と思っていると、合わない理由を誰かのせいにしたり、自分が悪かったと責め続けたりする。
人間関係では、原因がはっきりしないこともあります。
「よくわからないけど、あの人とは合わない」。それくらいで終わらせてもいいんです。
「仕事上、支障がない」なら十分な関係もある
すべての人と深くわかり合う必要はありません。
仕事に支障がない程度に付き合えているなら、それで十分な関係もあります。
「もっとうまくやれるはずなのに」「なぜこんなに合わないんだろう」と考え続けるのではなく、「合わないけれど、仕事はできている」で終わらせると、気持ちの重さがかなり変わります。
上司としての気づかい
上司をしていると、部下が人とのやり取りで少し疲れているように見えることがあります。
そんなときは、こんなふうに声をかけてみてください。
「無理に仲良くしなくてもいいよ。仕事が普通にできているなら、それで十分だから」
上司から、そう言われるだけで、部下の気持ちが少し軽くなることもあります。
すべての人といい関係をつくらなくてもいい。
そう伝えてあげることも、部下を必要以上に人間関係で苦しませないための“ふるまい”です。








