展示されるエヌビディアの製品(3月、カリフォルニア州サンホセ)PHOTO: JASON HENRY FOR WSJ
人工知能(AI)分野の大手企業は、コンピューティング用ハードウエア向けの費用を確保するため、相次いで巨額の資金調達を準備している。これは、データセンターの建設が加速する中での資金獲得競争の一環だ。
ブロードコムはここ数週間、オープンAIのカスタムAI半導体向けに500億ドル(約7兆9000億円)超の資金調達の調整を進めている。この半導体は両社が共同で開発している。協議に詳しい複数の関係者が明らかにした。
関係者らによると、アポロ・グローバル・マネジメントとブラックストーンは、ブロードコムがこの取引への参加について協議した融資元に含まれる。協議は初期段階にあり、調達規模は変わる可能性がある。
これとは別に、オラクルは大量の半導体購入向け資金の確保についてアポロおよびゴールドマン・サックスと協議していると、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。また別の関係者によると、スペースXはここ数日、エヌビディアの半導体を購入するため400億ドルの資金調達について複数の貸し手と交渉しているという。スペースXの協議については、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が先に報じていた。
一連の取引は、AIインフラ構築の費用が膨らんでいることを反映している。アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)やオラクルなどのクラウド大手はこれまで、自社のキャッシュフローを通じてコンピューティング用ハードウエアの資金を賄ってきた。AI設備の構築に向けて、各社は数千億ドル規模の社債を発行し、公募債市場を限界まで押し広げてきた。現在、一部の企業は、1案件当たり数百億ドル規模に上る購入資金の調達を支援してもらうため、ウォール街の投資会社に目を向けている。







