トランプ米政権は9日、国際刑事裁判所(ICC)に対する大規模な制裁措置を発表した。ICCがイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相に逮捕状を発付したことなどが背景にあり、組織解体に動く可能性も警告した。この日はまた、今年のノーベル平和賞がICCの元判事で南アフリカ出身のナビ・ピレイ氏に授与されることが発表された。ノーベル賞委員会は、同氏の「平和と国際法を推進する取り組み」を受賞理由として挙げた。今回の制裁は、ICCを米国の金融システムから締め出し、ドル建て取引を禁止することで、ICCに壊滅的な打撃を与える可能性がある。欧米の銀行は、ドル建て取引を他の主要通貨での取引と分離することが難しいため、制裁対象の組織との取引を全面的に拒否することが多い。