米大手運用会社ウエリントン・マネージメントのポートフォリオマネジャー、ティモシー・カサレット氏のような人工知能(AI)懐疑派は厳しい局面を迎えている。記録的な株高を支えたAIブームにより、同氏が運用する最大のファンド「バンガード配当グロース・ファンド」のパフォーマンスはS&P500種指数を大きく下回っている。10月16日までの過去4年間の上昇率は、S&P500種指数が126%だったのに対し、同ファンドは55%にとどまった。「過去4年間は楽しいものではなかった」。今年7月から同ファンドの共同運用を始めたカサレット氏はそう話す。同氏は以前、ウエリントンのアナリストを務めていた。市場では今、AI相場が新たな局面に入りつつある兆候が見られ始めている。財務基盤が弱く、借り入れコスト上昇の影響を受けやすい企業は、投資家の一段と厳しい目にさらされている。19日の米株式市場では、先週約25%下落したデータセンター運営会社コアウィーブが続落したものの、ハイテク株の比重が高いナスダック総合指数は反発し、1.1%高で終えた。
AIブームで痛手の「選別投資」、ついに好機到来か
先週のコアウィーブ株急落は、AI相場が新たな局面に入りつつある兆候か
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