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日本の名目国内総生産(GDP)が、2027年にインドとイギリスに抜かれて「世界6位」に転落する見込みとなった。世界全体の経済成長率は3.1%予想に対して、日本は0.7%と「差」が大きい。円安ドル高の為替要因以外にも、日本の経済成長それ自体に潜む課題について考察してみよう。(YODA LAB代表 養田功一郎)
日本のGDP「世界6位」転落の衝撃
地方で実感「さもありなん」の光景
筆者は今、自転車で日本一周している。隅々まで走っていると、地方の色々な姿が見えてくる。そんな中で「日本のGDPが世界6位に転落の見込み」とのニュースが飛び込んできた。
国際通貨基金(IMF)の推計によると、日本の名目GDPは2026年時点で4兆3419億ドル、27年時点で4兆4676億ドルになる見込みだ。インドは26年時点では4兆602億ドルと日本と英国に続く6位だが、27年には4兆5211億ドルとなり、米国、中国、ドイツに次ぐ4位となる見通し。イギリスは26年時点の4兆2684億ドルから、27年時点で4兆4889億ドルとなり、日本を抜く予想となった。
日々、地方を自転車で巡る筆者からすると「さもありなん」だと思う。地方といっても色々あり、中堅都市を含む有名観光地もあるにはあるが、ほとんどは人口減少と高齢化が進む過疎地だ。東京に居るだけでは決してわからない、これが日本の現在の姿なのだと実感する。
こうした地域では、宿泊地や食事場所を見つけるのにもひと苦労だ。ようやく見つけても老夫婦が営む定食屋で、「ここはあと何年続くのだろうか……」と思うこともしばしば。担い手が高齢化し、後継者もおらず廃業になっているのだろう。歩いている人も少なく、賑わいがない町も多い。
地方の中小企業に後継者がいない、田畑の耕作放棄地が多くなっている、商圏自体が縮小している――こうした話を聞いて久しい。無論、少子高齢化は日本だけの問題ではないので、GDP国際順位の低下の要因をこれだけに求めるのは適切ではないだろう。
では、いったい何が原因なのか。筆者は、日本全体でGDPが伸び悩むのはある程度やむを得ないが、問題は「1人当たりGDPが低迷」していることで、こちらのほうがずっと深刻だと考えている。







