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中堅校からでも6年間の努力で狙えるのが、難関私立大学群である「MARCH」だ。ただし、大学合格実績は既卒生も含めた「延べ合格者数」が使われるのが一般的で、既卒生や一部の優秀な生徒が合格者数を稼いでいるケースもある。そこで本特集では大学通信の調査を基に、実際に重複なしで何パーセントの生徒が現役でどの大学群に進学したかが分かる「現役実進学率ランキング」を作成した。特集『わが子がもっと伸びる! 中高一貫校&塾&小学校【2027年入試版】』の#23では、「MARCH」への現役実進学率ランキングを公開する。ランキングには偏差値40台でも届く、面倒見のいい学校も多数登場。「MARCH+早慶上理以上」の現役実進学率や、各大学への現役実進学者数も付けたので、本命校はもちろん、併願校選びの参考にしてほしい。(ダイヤモンド編集部 篭島裕亮)
「重複なし&現役」の現役実進学率
6年後の出口が「MARCH」に届く学校は?
首都圏の難関私立大学グループ、「MARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)」。東大や早慶は難しくても、わが子を「MARCH以上に進学させたい」という保護者は少なくないだろう。
なぜならば、就職活動において、ほぼ全ての企業の「学歴フィルター」を突破できる学歴が「MARCH以上」だからだ。実際、この5大学であれば、学生から人気の総合商社を含め、学歴だけで門前払いされるケースは、ほぼないといっていい。
では、難関私大グループ「MARCH」に多くの生徒が進学する中高一貫校はどこなのか。特に中学受験で中堅校を目指す家庭にとって、6年後の出口が「MARCH」に届くかは気になるところだろう。
ただし、MARCHの合格実績を見る場合、注意したい点がある。
MARCHの場合、早慶と比較すると大学数が多いこともあり、中堅校でも多数の合格者を出している高校が少なくない。一見すると簡単なようだが、それだけで合格力を判断するのはNGである。
なぜならば、多くのメディアで公表される大学合格実績は「延べ合格者数」が使われるのが一般的だからだ。「延べ合格者数」の場合、既卒生も含まれ、1人の受験生が複数の大学や、同じ大学の複数学部に合格すると重複カウントする。
極端なケースでは、特進コースの優秀な生徒が難関大の合格者数を稼ぐことで、対外的に「見栄え」が良くなっているケースもある。保護者としては、実際に何人の生徒が「現役」でどの大学に「進学」したかを確認すべきだろう。
そこで今回は大学通信の協力を得て、最新のデータに基づき、「重複なし&現役」でどの大学群に進学したかを示す「現役実進学率ランキング」を作成した。
本稿では「MARCH」の現役実進学率ランキング・中高一貫校228校を掲載する。参考データとして「MARCH+早慶上理(早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学)」や「MARCH+早慶上理以上」の数値も付けた。
また、今回のランキングにはMARCH付属校も掲載した。そのため上位は付属校が占めているが、同じ付属校であっても内部進学率には差がある。付属校進学を視野に入れている家庭も、内部進学率や外部進学先などをチェックしてほしい。
付属校を除くと、ランキング上位には面倒見の良さに定評のある中堅校が目立つ。詳しくは次ページで解説するが、中学入学時の学力が平均レベルでも、コツコツ努力を続けることでMARCHに到達できる可能性が高いといえるのだ。
MARCHに「重複なし&現役」で20%以上が進学するのは24校。10%以上が進学するのは115校だった。中学受験の難関校が並ぶ「東京一科(東京大学、京都大学、一橋大学、東京科学大学)」や「早慶上理」の現役実進学率とは異なり、偏差値40台前半(日能研偏差値)から準御三家レベルの難関校まで幅広い学校が登場することが特徴だ。
ランキングには大学群だけでなく、どの大学に何人が進学したかについての詳細データも付けた。学校内で、どの「位置」にいれば「現役で合格」に届くのかが分かるので、わが子の志望校選びの参考にしてほしい。本命校選びにはもちろん、併願校や安全校を探すのにも役立つはずだ。







