高度な人工知能(AI)が人類を滅ぼしかねないとの警告を信じる投資家が取るべき正しい対応は、大量の資金を投じることだ。論理は単純だ。アンソロピックの研究者が先月述べたように、AIが今後10年以内に全人類を死滅させる確率が「10%超」あるとすれば、AIが極めて高性能でありながらも、その大量虐殺の本能を開発者が何とか抑え込める確率が90%あるということになる。人類を皆殺しにできるほど賢いにもかかわらず人類を助ける方を選ぶAIは、極めて有用であり、開発者に健全な利益を生み出すはずだ。滅亡確率10%についてはどうだろうか。それは悪い。本当に悪い。そのシナリオでは、投資対象の価値はゼロになる。しかし、終末後の地獄絵図のような世界で殺人ロボットに追い回されているときに、保有株式の価値が真っ先に思い浮かぶことはないだろう。AI開発を自ら制御できないとすれば、この起こり得る結末は投資判断とは無関係だ。
AI終末論の強気シナリオ
人類滅亡確率10%ならアンソロピック株への投資の勝算は90%か
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