豊田章男が米国で数々の因縁と試練、涙と感動を経験する度に語った「言葉」とは? Photo:Tomohiro Ohsumi/gettyimages
トヨタを代表するクルマ「カローラ」が、10月20日に「還暦」を迎えた。一方で、会長の豊田章男は5月に70歳の「古希」を迎え、9月に2026年の米国自動車殿堂入りを果たした。日本人で11人目の快挙に敬意を表して今回は、豊田章男が米国で数々の因縁と試練、涙と感動を経験する度に語った「言葉」にクローズアップする。(敬称略)(佃モビリティ総研代表 佃 義夫)
豊田章男70歳が殿堂入り
「トヨタへの思い」とは?
時計の針を巻き戻すこと1966年10月20日、トヨタ自動車が初代「カローラ」を発表した。この年は、まぎれもなく日本の「マイカー元年」となった。日本発の大衆車として生まれたカローラは、国内乗用車登録で33年連続首位を獲得(1969年~2001年)。世界150以上の国と地域で販売され、累計販売は5700万台を超える。
「還暦」を迎えたカローラは今、大きな岐路に立っている。電動化やデジタル化が進み、クルマに求められる価値は多様化している。カローラもシリーズを広げてきたが、次期カローラは、2028年をめどに中国で生産する見通しだと報じられた。トヨタが中国メーカーに対抗するため、次世代技術を取り込んで変貌を遂げる狙いがあるとみられる。
そうした中で、トヨタ自動車会長の豊田章男は今年70歳の「古希」を迎えた。さらに今秋、米国自動車殿堂(Automotive Hall of Fame)入りの栄誉を受けた。これは実にエポックメーキングなことだ。
米国自動車殿堂は、1939年の創設。ヘンリー・フォード、フェルディナンド・ポルシェ、カール・ベンツなど世界の自動車産業を形作ってきた数百名もの偉大な先駆者たちが名を連ねる。日本人の(アジア人としても)初受賞はホンダ創業者・本田宗一郎である。







