皆様、こんにちは。美的収納プランナーの草間雅子です。

 今回は前回に引き続き、企業の生産性向上のプロでいらっしゃる株式会社プロスタンダード代表取締役社長 若林雅樹さんに、「デキる人がやっているスケジューリング術」について貴重なお話を伺って参りました。

 ―― 「忙しいからスケジューリングする時間がない」ではなく、「忙しい時こそ、スケジューリング」。急がば廻れ!

 それでは早速、デキるビジネスマン必須のスケジューリング術をご紹介していきましょう。

デキる人のスケジューリング
「基本の3ステップ」とは?

プロスタンダード代表取締役社長 若林雅樹さん(左)と筆者(右)

「デキる人のスケジューリング」には、3つのステップを踏む必要があります。その3つとは、

1、タスクの洗い出し
2、デッドラインの設定
3、タスクのスケジュール化

 です。基本的な事ではありますが、この3つのステップが“きちんと”できているかどうかで、「できる人」と「できない人」に分かれてしまうので、非常に重要なポイントです。

1、タスクを全て洗い出す 

 自分の仕事において、やるべきことを本当に分かっているか?整理されているか?ヌケやモレがあると、意図したもの、求められたものとは違う結果が出てしまいます。

 この事を実感してもらうわかりやすい例として、若林さんが研修で実践されているグループワークのテーマは、「カレーライスを作るのに必要なタスク」を書き出してもらうというものなんだとか。面白いですよね?

 たまに男性だけのグループだと、ご飯を炊き忘れて「カレーライス」が「カレー」になってしまったりもするのだそう(笑)。

 タスクが具体的であればあるほど、カレーライスは美味しくなる。つまり、結果のクオリティーは高くなります。一方で、タスクが洗い出せない場合は、タスクそのものに振り回されることに。ですから、とにかくやるべきことを洗い出して“見える化”する事が大切になります。