(1)携帯できるもの
 起業準備は、必ずしも家の机の上でするものとは限りません。外出先でも、ちょっとした隙間時間を使って行うことが重要です。したがって、常に携帯できる必要があります。
 だからといって、必ずしも小さいものである必要はなく、あなたが携帯できると思えば、大きめのサイズでもいいのです。

(2)何冊も使うことが前提
 起業準備のためにノートをつけていると、書くことが膨大にありますから、とうてい1冊では足りません。私の場合は、2年間で10冊以上の大学ノートやバインダーノートを使いました。複数冊使っても問題なく保管できて、飽きのこないものを選んでください。

(3)愛着がわくもの
 人生の大イベントである起業について記録していくものですから、あなたが愛着をもてるものを使うべきです。ですから、昔買って使わなかったノートとかではなくて、「これなら好きになれる!」とピンとくるノートを、新しく買い求めることをお勧めします。

 それでは、具体的にどんなノートがいいか考えてみましょう。

 あなたにとって先ほどの(1)~(3)の条件を満たすものであれば、安い大学ノートでも十分です。大学ノートにも多くの種類があります。サイズはA4から文庫本サイズのA6くらいまであり、中身も普通の罫線タイプのほか、方眼タイプ、無地などさまざまです。

 小さいA6サイズだと、携帯性に優れるのですが、紙面が小さいのでたくさん書けないことと存在感が乏しいというデメリットがあります。逆にA4サイズだと、たくさん書けますが、大きいカバンでないと入りません。ですから大学ノートの場合は、B5かA5サイズあたりが使いやすいでしょう。罫線や方眼など中身のタイプについては、好みで選べばいいと思います。