さあ、想像した10年後の姿のうち、どれがもっともワクワクしますか?

 あなたが起業している姿にワクワク感を覚えるなら、迷わず起業することを志すべきだと思います。人生は一度きりです。なんとなく現状に流される人生を送っても、波瀾万丈ながらもワクワクして楽しい人生を送っても、80年くらいで終わってしまいます。あとで後悔するくらいなら、ワクワクする人生を送りたいとは思いませんか。人によって左右される人生よりも、自分の人生は自分自身でデザインしたいと思いませんか。

 もちろん、起業にはリスクがつきものですから、少々のワクワク感があるだけでは、不安のほうが勝ってしまい、起業を実現させることはできないでしょう。だからといって、簡単に起業をあきらめたのでは、あとで後悔する人生になりかねません。

 そこで、「起業ノート」をうまく活用すれば、起業に対する「ワクワク感」を、どうしても起業したいという「熱い思い」に高めることが可能なのです。逆に、いくら「起業ノート」を書いても、「熱い思い」が湧かないとすれば、起業する以外の人生を選んだほうがいいという結論になります。

 いずれにしても、あなたが、なんとなく起業を考えているなら、いつまでもモヤモヤ考えているより、「起業ノート」を書くことによって、起業すべきか・しないか、しっかりと見極めることが重要です。

下世話な欲望があったほうが起業はうまくいく

 中小企業庁の「中小企業白書(2011年版)」をみると、起業の動機に関するアンケート調査結果が出ています。