あなたを引き止めるものはない
ケイティ 「私は……」と置き換えて下さい。
男性 「私は、誠意をもって彼に接するべきだ」なぜなら、彼の部下であるので、部下としての務めを果たさなければならない。
ケイティ あなたが、この状況において、人に誠意をもって接するべきであるという例は、ありますか?
男性 職場の課題を解決するために、それが必要だから。そうすることによって、職場の皆もお互いに誠意をもって接するようになると思います。
ケイティ まったくその通りです。あなたから始まるんです。どんな時でも、あなたがお手本になるんです。そしてあなたがクリアであれば、会社も皆も成長します。コミュニケーションがすべてなのです。不可欠です。「彼は、誠意をもって人に接するべきだ」について、他に置き換えはありますか。
男性 「私は誠意をもって、私に接するべきです」。なぜなら、自分を認めることをしてこなかったから。自分に誠意をもって接しなければ、人にも誠意を持って接することはできない。
ケイティ 素晴らしいですね。もうひとつ置き換えがあると思うんですが、「彼は、誠意をもって人と接するべきではない」。なぜなら……
男性 なぜなら……彼に頼ってばかりでなく、自分で動かなければいけないから。
ケイティ まったくその通りです。あなたを引き止めるものは何もありません。彼の話を敬意をもって聞き、自分自身の成長の機会とすることができます。彼が誠意をもって人と接しないことによって、あなた自身が気づいて成長できる。