自分が自分の努力を認める
ケイティ 「私は上司に、私の努力を認めてほしくない」
男性 なぜなら、人知れず努力しているほうが格好いいから。(聴衆、笑い)
ケイティ そうですね。「私は彼に、私の努力を認めてほしくない」
男性 簡単にできているように思われたほうが、才能があるように見えるから。(聴衆、笑い)
ケイティ 彼が認めないことにより、自分が自分の努力を認められるからです。
男性 なかなか、自分を認めることが難しいので……。そうしたいですね。
ケイティ 上司にとってあなたを認めることがどれだけ難しいか、もうわかりましたよね。あなたは自分自身といつも共にいるのに、それでも自分を認めるのが難しい。自分自身に対してしないことを、あなたは上司に期待するわけですね。
男性 そうです。
ケイティ それは、依存です。
男性 今までも、頭の中ではわかってたんですけど、今、すごい、実感として感じられました。
その後、ワークはさらに続き、ワークシートの3番目の文章、「彼(上司)は、誠意をもって人に接するべきだ」という考えに取り組みました。
ケイティ その考えがないと、どうなりますか?
男性 「彼がただそこにいるという感じで、私の方は、彼の話を論理的に整理して、自分の考えを伝えることができる」
ケイティ 「素晴らしい。それこそ、あなたが望んでいることではないでしょうか?」
男性 そうです。
そして置き換えに進みます。