1:青や茶色のラインが特徴的だ
2:生活雑貨だけでなく、見とれてしまうようなアート作品も多い
3:オーナーのセルビン氏。近年はより繊細な柄の作品を手がけている
Photo by Mie Shida

一家にひとつ!?
注目の陶器「セルビン焼き」

 「メキシコ在住の日本人家庭にひとつはある」と言われる、注目の陶器がある。1981年、陶芸家のハビエル・セルビン氏がはじめた焼き物で、いつしか「セルビン焼き」と呼ばれるようになった。

 青や茶系統の色使いと繊細な柄が特徴で、製作過程はすべて手作業。特に細かい柄の一つひとつに筆(ときには針)を入れる工程は、気の遠くなるような作業だ。

 工房は誰でも見学可能。現在は常時20~30人が作業しており、セルビン氏に会えることも。