羽鳥兼市
撮影:宇佐見利明

──中古車市場が冷え込むなか、通期業績予想を営業利益50億円から80億円に上方修正した。

 昨年来、買い取り車をオークションに流す卸売り事業に加え、より利益率の高い小売り販売の強化を図ってきた。従来の業界では店舗や地域、営業マンによってバラバラで不明瞭だった中古車下取り・買い取り価格を創業から15年かけて統一してきたように、今度は小売りも適正流通させる。

 全国450店舗で買い取った在庫を展示場ではなく、ネットの共有システムで全国に公開している。ユーザーもネット画像を見てクルマを買うことに抵抗がなくなってきた。年間5万台の販売を目指す。