都心と郊外
それぞれで異なる動き

中古戸建て市場の動き

 首都圏の中古戸建ての動きをさらに詳細に見ると、エリアによって異なる動きが見られる。

「7~9月の成約状況では、城西4区(新宿、渋谷、中野、杉並)が前年同月比40.8%増、城北5区(文京、豊島、北、板橋、練馬)が同28%増と、都区部への需要の高さが目立ちます。5年ごとの築年帯別に見ると、最も伸びているのが築25~30年。都区部の築6~10年も、量的には少ないものの、前年同期を6割近く上回っています」

 中古の戸建ては従来、価格の求めやすさから、郊外の低価格物件がよく動いていた。これに対し、最近は比較的高額な都区部物件や横浜市、川崎市など神奈川市区部物件がよく動いている。さらに従来は少なかった築浅物件も増えているというのだ。

「築年別では中古マンションと異なり、築30年を超える物件の増加率が高い。この先、06~07年頃のように価格上昇が鮮明になれば、さらに都区部の築浅物件を中心とした高額物件需要が生じる可能性は高いでしょう」 

新規登録数は落ちているが、成約状況は堅調