疲れやすい、集中力が続かない。
それって、糖質制限しすぎたせいかも?
老化を進める原因のひとつとして、血糖値の急上昇があります。血糖値が急上昇すると、インスリンが血糖値を下げようとたくさん分泌されるようになります。その結果、血中のインスリンが多くなり、血糖値が急降下します。このインスリン、実は血中の糖を細胞まで運び、血糖値を下げる大切な役割をしているのですが、その一方で、脳内で老化を進めたり脂肪の分解を遅らせたりする働きも。アメリカのハーバード大学のチームM・ホワイト博士の研究では、脳内でインスリンを働きにくくしたマウスは、通常のマウスより18%も長生きしたという研究結果もあるほどです。
人間でも同じことがいえます。つまり、老化を遅らせるためには、血中のインスリン分泌を少なくすることが大切なのです。
そういうと、「じゃあ、やっぱり糖質をすべて抜いてインスリンの分泌を少なくする糖質制限がいいんじゃないか」そう思われてしまいそうですね。しかしそれは大きな間違い。糖質も脳や体の働きを担う大切な栄養素です。すべて抜いてしまったら、疲れやすくなったり頭の回転が遅くなったりと、ビジネスパーソンにとっては困ることだらけなのです。
そこで大切になってくるのが、「制限する」ことではなく「コントロールすること」なのです。