GI値を賢くコントロールできる
丼は究極の食べ順ダイエット

 白いご飯やパンを食べたい。そんなときはGI値の低い野菜やタンパク質のおかずをはじめに食べる、または一緒に食べることによってGI値を下げることができます。野菜やおかずを先に食べて最後にご飯…この順番を聞いてピンときた人はいませんか? そう丼ものは、上から順番に食べると自然にこの「GI値を下げる食べ方」ができるのです。

 とはいっても、普通の丼は「野菜たっぷりで健康的」なイメージとは程遠いですよね。そこで私がご提案するのが、野菜やタンパク質をたっぷり使った「美健丼(びけんどん)」です。上にのっているおかず(肉や野菜)を先に食べ、最後にご飯を食べるという順番は、全体的なGI値を下げることが自然とできるので、とても理想的なメニューです。

 でも、いくらGI値を下げることができるといっても、最後のご飯を大盛りに、では糖質を摂りすぎてしまうので絶対にNG。ご飯の量を少なくしたらお腹いっぱいにならない!というご意見もありそうですが、そこで活用したいのが、野菜や豆などでご飯のかさ増しをするテクニックです(次ページでご紹介している「美健丼」は、このかさ増し食材にそら豆を使っていますのでぜひご参考に)。

 普段は外食やお弁当が多いという人でも、なるべく野菜やタンパク質のおかずがたくさん入ったものを選ぶように意識するだけで血糖値をコントロールすることができます。

 ランチについついうどんの大盛りやチャーハンなどを選んでしまっている人。そのひとつひとつの選択が、積み重なり、若く見える人と老けて見える人の差をつけているのです。長続きしない極端なカロリー制限や糖質制限はもうおしまい。これからは数字に捉われるよりも食材に目を向け、上手に選ぶように習慣づけましょう。そしてもっと若々しくいるためにも、適度な運動と睡眠を心がけるのが大切です。最低でも1日30分は歩く時間を作り、夜は規則正しく7~8時間の睡眠を確保する。これが「年齢より若くみられる」究極のテクニックなのです。

 本連載では、「負けないオトコ」=いつまでも若々しく元気で、内面からキラキラしている誰もが憧れるような男性になる食事のコツと、おすすめ「美健丼」を毎回1レシピご紹介していきます。いつまでも健康でバイタリティーあふれる男性でい続けるために、ぜひ参考にしてくださいね。