インターネットを駆使して決算書類を入手しよう

 前々項で紹介した米国SECが提出を義務づけている書類は、インターネット上のサイトEDGAR(the Electronic Data Gathering, Analysis, and Retrieval system)で、24時間無料で閲覧することが可能です。

(http://www.sec.gov/edgar.shtml)。企業名やティッカーシンボル(企業ごとのコード)から検索するのが容易でしょう。

 日本の金融庁が作成しているEDINETでも、2013年8月現在、212の外国法人のアニュアルレポートを日本語で閲覧することが可能です。

 欧州にはEDGAR(米)やEDINET(日)のように、多数の企業の年次報告書をHTMLベースで一覧検索・閲覧できるようなウェブサイトは、残念ながら存在しません。代わりに、各国の証券取引所のホームページ(ユーロネクスト、ロンドン証券取引所など)に行くことで、上場している企業の決算書類を一覧で検索することが可能です。

 ただし、そこで入手できるのは、各社のIRサイトで入手できるPDFベースのアニュアルレポートにすぎません。よって、閲覧したい企業が決まっているのであれば、その企業のIRサイトから直接入手するほうが、手間も省けることでしょう。


◆ダイヤモンド社書籍編集部からのお知らせ◆

英語の決算書類に関する知識を確認しよう

『会計プロフェッショナルの英単語100』 好評発売中!

「英語×会計」ジャンルの新しいタイプの英単語帳。見開き2ページで単語1つを取り上げ、日本語との意味の違いや実務上の注意点、類似用語との違い まで深堀して解説する。また、関連用語や他の単語と組み合わせた使い方も例示するほか、米国のAnnual Reportから著名企業がその単語をどう使っているかも紹介する。

ご購入はこちら! [Amazon.co.jp] [紀伊國屋書店BookWeb] [楽天ブックス]