ドイツ人の心理学者B・カーカルディ博士と、ロンドン大学のA・ファンハム博士は、18歳から36歳までのドイツ人男女を対象にして、「お金への信念」とその人の性格について調べた。

 すると、お金に執着する人はまた、競争心に優れていることがわかったのである。

お金への執着は
やる気のバロメーター

 お金がほしい人は、エネルギーに溢れ、負けず嫌いだといえよう。

 魚の死んだような目をして、仕事ぶりに精彩の見られない人がいる。そういう人は、お金に執着することもない。

 逆に、バリバリと仕事をこなし、仕事ではだれにも負けないほど努力するタイプは、お金への執着も強いのである。どうせ給料を払うのなら、このようにがむしゃらに仕事をしてくれる人を採用したほうがいい。

 成功している実業家の多くや、アメリカの大富豪たちについて書かれた本や記事を読むと、彼らのほとんどが口をそろえて、「私は世界一のお金持ちになりたくて、どんな仕事も厭いとわなかった」とか「お腹一杯食事をすることを夢見て、とにかく働いた」とお金への執着が強かったことを匂わせている。だからこそ、彼らはモチベーションも高かったのだ。

 ビジネスに必要なのは、ある種の「ハングリーさ」だといわれている。ハングリーな人ほど、お金への執着が強く、競争に打ち勝つ意志力を持っているといえるだろう。