多くのベテラン社員が後悔!
20代~30代における「中だるみ」とは?

 会社の中での評価とは、人そのものの評価ではありません。評価期間である一定期間内において、その人の行動や行動の結果が、期待されたものに見合っていたかどうかを見るためのものなのです。

 評価結果が悪かったとしても、人格が否定されたわけではありません。人格的に優れた立派な人であっても、仕事上、期待された役割を遂行できないということはいくらでもあるのです。

 ベテラン社員と話をしていると、20代〜30代のある時期、「中だるみ」してしまったことを後悔している人が多くいらっしゃいます。

 ある人は、「自分よりも劣っていると思っていた同僚に先を越され、ふてくされて手を抜いていた時期が3年くらいありました。社内的な評判もその時期にだいぶ落としてしまいました」と語ってくれました。

 それ以降、昇格を機に心を入れ替えてがんばり始め、管理職の立場になったものの、3年間の「中だるみ」がなかったらもっと早くに管理職になっただろうし、今後の残されたキャリアもだいぶ違ったものになっていたはずだとの感想を持たれていました。