資格取得に力を入れるくらいなら、
社長賞を目指す
その人の採用を真剣に考えれば考えるほど、自社に入った場合にどのような活躍をしてくれるだろうかと考えます。であれば、仕事にとことん打ち込んでもらいたいと思うのは当然で、資格取得などに精を出してほしくはないのです。
それゆえ、履歴書上に、これまでの仕事に関係するとは思えない脈絡のない資格や免許が列挙されていたら、プラスになるどころか、マイナスにすらなりかねないのです。
「資格をとるのが趣味なのか」「仕事が暇だったのか」と、こうした先入観を人事や採用担当者に植えつけていたとしたら、実にもったいないことではないでしょうか。
前職の外資系コンサルティング会社では、採用面接を多く行っていましたが、やはり資格欄はほとんど勘案していませんでした。一方、社長賞のような社内表彰は、本業における実績なので考慮に入れていました。
また、即戦力といった場合、何はともあれ、早期に組織にとけ込み、チームでうまくやっていける能力が必要です。その能力が弱いと思いながらも、他に見るべき点があって採用に踏み切ったこともあります。しかし、それらはことごとく失敗に終わり、苦い経験となっています。
(次回掲載は、1月29日の予定です)
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