問題解決において具体的な事例を分析し、抽象化したうえで他の具体例に当てはめるというのは有効な方法です。
たとえば、身近な例で考えてみましょう。
あなたがスターバックスにカフェモカを飲みに入ったとします。そこでこんな風に考えるとします。
1.「スターバックスなどのプレミアムコーヒーは数百円だけど、他の安いコーヒーチェーン店より数十円多く払うことによって贅沢な気持ちになるな」
(具体的事例を分析する)
↓
2.支払う絶対額は小さいが、価格上昇の余地があって、ちょっとした高級化によって顧客満足度を高められるものは何だろう?
(具体的事例を抽象化してみる)
↓
3.高級チョコレート? 高級野菜ジュース? 高級靴磨き屋?……
(抽象例に当てはまる具体的事例を考案してみる)
もし、この事例のように価格が上げられる商品を本当に見つけることができれば、「ちょっと高級な~」という市場が開拓できます。そして、価格上昇部分で製品の費用の上昇をカバーできれば、製品の営業利益を上げることが可能になります。
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■抽象象例は具体例に、具体例は抽象例に変換することによって思考の幅を広げることができる