なかには、管理会社のサービス内容を減らして、管理費を安価にするために管理会社を変えるという選択をする組合もあるようだ。極端なケースでは、管理費が安い会社を求めて、数年おきに変えるマンションもあるという。

 このように、何度も管理会社を変えているマンションでは、管理会社と住人の良好な関係を築くことは難しい。そしてそれは、結果的に「住み心地が悪い」という結果を招く事になる。

 マンション管理会社は、住人にとって最も身近なサポーターであり、パートナーであるはずだ。マンション管理会社を変えることは否定しないし、合理的な選択はいいだろう。変えることで、問題点が可視化されるかもしれない。

 しかし、数年おきに管理会社を変えているような物件は、おそらく何らかの問題があると見た方が良い。こうした物件は「買ってはいけない物件」の代表格だ。

 一方、マンション住民間のコミュニケーションがいい状態で、管理会社との関係もスムーズなマンションは、間違いなく「買っていい」マンションだ。

「このマンションを買って良かった――」。そう心から思えるかどうかは、マンションの住人と管理会社の関係性と健全で良好な住人コミュニティーが形成されているかにかかっている。だからこそ、買うと決心する前に、本稿で挙げたポイントを参考に、よく観察してみてほしい。