
吉崎誠二
第12回
首都圏を中心に新築マンション、中古マンションとも値上がりが続いている。徐々に上昇幅は小さくなっているものの、東京都区部のマンション価格は2012年秋頃から比べると、ずいぶん値上がりしたという印象だ。本シリーズ最終回の今回は、分譲マンション価格の5~10年を予測してみたい。

「アパート・マンション経営」に関する本や「REIT投資」に関する本が、書店にずらりと並んでいる。ビジネスパーソンを含む個人投資家の間で、不動産関連投資への関心が高い証拠だろう。このアパート・マンション経営やREITへの投資は単なるブームなのだろうか?

第10回
本連載で「実家問題」を取り上げるのは2回目だ。年末年始に帰省をし、久しぶりに両親とホッとするひと時を過ごし読者も多いと思う。しかし、ホッとしてばかりはいられないことに気づいてほしいという筆者の思いを込めて、再び「実家問題」を取り上げてみたい。

第9回
2015年の不動産市況はどうなるのだろうか。今回の結論は、不動産市況の活況はあと半年で終わるのではということだ。アベノミクスの最大の効果は不動産市況の活況。活況が終われば、アベノミクスにも黄色信号が灯るだろう。

第8回
柔軟に住まいを変えようと本連載で言ってきたが、実際に「買い替え」をする人は多くない。せっかく取得した住宅を手放すのは用意ではないからだ。では、手放さずに住み替える方法はあるのだろうか。またその条件は何なのだろうか。

第7回
40歳前後になると、仕事や家族など様々な要因で環境が変わる人が増えてくる。そうであれば、住まいも柔軟に変えるのが賢い生活者の姿。しかし、ここで問題になるのが、「今住んでいる家をどうするか」という問題だ。

第6回
両親が亡くなった後、その両親が住んでいた「実家」はどうするのか。そのまま空き家として放置するのか。売却か賃貸か、それとも更地にすべきか――。都市圏に暮らす多くの人が頭を悩ませることになるこの問題に、どう対処すべきか考えてみたい。

第5回
新設住宅着工戸数の2014年上期は4年ぶりに前年同期比3.4%減と、予想を大きく下回った。アベノミクスの実需を牽引してきた住宅市場に、先行き不透明感が漂う。この販売減のなか、マンションは買い時なのだろうか。

第4回
相続税対策などで賃貸住宅経営に注目が集まっている。CMでも「一括借り上げで安心」などの文言が聞かれるようになった。しかし、賃貸住宅経営はリスクがあるビジネスだということも事実。失敗しないための極意を探ってみた。

第3回
最近、40歳を超えてからマンションを購入する人が増えている。これまでは、「40歳代になってからでは、もう遅い」と思っていた人も多いようだが、今では、「マンションを購入するベストタイミングは40歳からだ」と断言する購入者までいる。

第2回
新築の住まいに住み替えるだけが、「住み替え」ではない。今回は、「中古物件を購入して、リフォームする」というケースを考えてみたい。新築住宅の割高感が高まっている今「住み替え」を考えるなら、ぜひ検討したい選択肢だ。

第1回
いま、個人が所有する不動産の売り方に変化が起こっている。この変化がより進めば、「住み替えが簡単にできる社会」になるかもしれない。住み替えが簡単にできれば、家族構成や子どもの成長に合わせて、最適な住まいを手に入れるという人が増えるだろう。

第10回
住み心地は買って実際に住んでからしか分からないものだが、実は買う前にある程度はわかるという。今回は、マンションのプロである、マンション管理会社の現役社員へのヒアリングをもとに、マンション購入の際のポイントをお伝えする。

第9回
マンションを購入しようと考えている方々の相談に乗っていて感じることは、「住み心地というソフト面にはどれくらい重点を置いているのだろう?」ということだ。満足できるマンションを購入するためには、ハードだけを見ていてはだめだ。

第8回
今年、私が最も注目しているのは中古マンション市場だ。なぜなら、中古マンション売買において長年の問題と言われてきた、仲介業者と売買希望者の「情報の非対称性」が、解消される方向にあるからだ。2つのウェブサービスが大きな役割を果たす。

第7回
「来年も、まだマンションは買い時か——」今回は、本連載第6回に引き続き「賃貸マンションか、分譲マンションか」のテーマについて考えていくとともに、今年の振り返りをデータに基づいて行い、来年のマンション市況を見通してみたい。

第6回
「どうせ価格が下がる」「いつか住まなくなる」。この二つは賃貸派のほとんどの人が口にする購入しない理由だ。しかし、値下がりせずに、住まなくなったら売却も賃貸も可能な物件に出会ったら、どうだろうか。賃貸派、卒業しますか?

第5回
中古マンション動向を取材しようと、都内の高級物件を見学に訪れた。待ち受けた営業担当者に最近の動向を聞くと、自信満々に「絶好調です!」と白い歯を見せてくれた。市況は盛り上がるが、本当に買い時なのだろうか。

第4回
景気の上昇傾向が見えてきた昨年末以降、増え続けているマンション購入希望者へむけて、今回は筆者なりの新築と中古の比較をお届けしたい。前編ではそれぞれの特徴を、来月にお届け予定の後編では買い方のコツについて考えてみたい。

第3回
マンション価格は原材料費の高騰、人件費の上昇といったことに加え、市場の活況で各ディベロッパーはかなり強気の値付けをしており、価格は上昇傾向がはっきりしている。さらに、もし東京オリンピックの開催が決まると、それに拍車をかけるという。
