回答9:ただ単に反応が薄いだけ。
若者事情を教えてもらう

 今の若者は思ったよりも真面目です。ただ、真面目でも手ごたえを感じるような大きな反応が少ない。
「反応が鈍い」「元気がない」のではなく「反応が薄い」んです。
だからまず、「彼らは遠慮がちで薄味な人種なんだ」と好意的に理解することが大事です。

 彼らの人間関係は「淡交=淡い交わり」が主流。
 友だち同士でさえそうですから年配者にはなおさらです。
 敬遠されているなどと、必要以上に疎外感を覚えることはありません。

 若い社員に対しては、「今、若い人たちはネットで何を見てるの?」「今はメールよりLINEらしいけど、どう違うんだい?」など、「若者事情を教えてくれないか」くらいのスタンスで接してみましょう。
 それを無視する若者はそうはいません。

 彼らは濃い交わりに慣れていないだけなのです。
 相手の話を聞き出す側に回れば、薄い反応ながらも会話ができるはずです。

お役立ちフレーズ9
「今、若い人たちはネットで何を見てるの?」

お悩み10:対立していた部署に異動!
「昨日の敵」とうちとけるには?

 入社以来、営業ひと筋でやってきましたが、今度、経理部に異動することになりました。

 実はこれまで経理部とは、接待費や交通費など、営業での経費関係でさんざん言い争いをしてきた部署なんです。
 伝票の切り方ひとつにもネチネチと嫌味を言ってくる彼らと営業部員とが大ゲンカになったこともあり、営業vs.経理の仁義なき戦い、営業と経理は犬猿の仲などと他部署からも揶揄されています。

 よりによってその経理に異動とは――。正直、とても気まずい感じです。ギクシャクせず、「昨日の敵は今日の友」になるにはどうしたらいいでしょうか?