前屈改善タイプ

 前屈改善タイプの腰痛は、後屈改善タイプに次いで多く見られるものです。当院のデータによれば、腰痛の約25%がこのタイプになります。

 判断する方法は、まず足を肩幅に開き、体を前に曲げる前屈運動を10回続けてやってみます(下の写真をクリックすると動画が再生されますので参考にしてください)。1回だけの運動で判断せず、繰り返し運動を行って効果を見てください。

 前屈運動を繰り返し行ったら、後屈運動のときと同様に痛みの範囲・強さ・動きやすさによって、改善か不変あるいは悪化したかを判定します。

 改善した場合は、連載第3回で紹介する「壁おじぎ体操」という腰痛体操を行ってください。変化がなかった、あるいは悪化したという場合は、次項目の「側方改善タイプ」の運動に移ってください。