あなたは「腰が痛い」と感じたとき、その原因が腰以外の場所にある、と考えたことはあるでしょうか。実は、何をやっても治らない腰痛は「背骨のゆがみ」「足の使い方」「血流の悪さ」の3つに原因があるかもしれません。著書『「朝30秒の正座」で腰痛が治る』が話題の聖和整骨院院長・金聖一氏に「朝30秒の正座」健康法の驚きの効果をお伺いしました。
あなたの腰痛は腰以外の場所に
原因があった
腰痛で来院される患者さんは、「腰が痛くなったから腰を診てほしい」という思いを訴えられます。しかし、体はつながっているので、腰が痛いからといって腰だけに原因があるわけではありません。「腰が痛い」というのは、あくまで結果であり、原因はほかのところにある場合が多いのです。
極端な言い方をしてしまうと、腰が痛いのは腰が悪いのではなく、ほかの部分が悪いから腰が痛くなった、ということです。ひざが痛いのをかばって歩いた、足首の捻挫をきちんと治していなかったせいで歩き方にゆがみが生じ、それが腰痛につながった、こういうケースは驚くほど多いのです。
もちろん、腰そのものを診て「どのように痛みが出ているか」ということは調べますが、治療のために大切なのは、「今痛みが現れているところ」ではなく、「痛みの原因となる悪いところ」を改善していくことなのです。
ならば、悪いところ、すなわち「腰痛の原因」はどこにあるのでしょうか。
ほとんどの腰痛の原因は次の3つからきています。
「背骨のゆがみ」
「足の使い方」
「血流の悪さ」
私はこの3つを改善することで、ほとんどの腰の痛みはよくなると考えて、日々施術を行っています。
次ページからは、私が推奨する「朝30秒の正座」健康法が、いかにこの3つの原因に働きかけるのかを写真と共にご紹介していきましょう。