“今まで”の自分に自信を持たせてあげるために、
“開き直り”の言葉をかけてあげよう

 そのような厳しい状況を考えれば、親が我が子に対して、就活のテクニックに関する話をしても、あまり意味のないことが理解できる。

「面接では○○をしたほうがいい」
 「こう聞かれたら、こうやって答えなさい」

 このように親が、ネットで調べた知識や、本をちょっと読んで得た知識をアドバイスしたところで、面接時に与える影響というのは、あまり大きくないことは明らかである。むしろ、その手の就活テクニックに関しては、今の情報化社会における就活生であれば、最低限必要なノウハウは身に付けているはずなので、今更、当事者でもない親が口を出しても、意味のないアドバイスで終わってしまう。

 それであれば、就活の際に自然体でいられる助言のほうが、よっぽど精神的にプラスになるといえる。

 少なからず、二十数年間、社会でまっとうに生きてきた学生であれば、誰かしらに好かれてきたはずだし、必要とされてきたはずである。それが体育会系の部活動でなかったとしても、アルバイト先や遊び仲間に好かれて、充実した人生を送ってきたことは間違いない。

 そのような人物であれば、自然体で就活に臨んだほうが、人に好かれる雰囲気を出せる可能性が高いといえる。なぜならば、就活は“今”ではなく“今まで”を見るテストだからである。“今”の取り繕った「好かれる雰囲気」よりも、その人が本来持っているはずの“今まで”の「好かれる雰囲気」のほうが、説得力のあるオーラを醸し出せるといえる。

 だから、身構えて就活に臨むよりも、開き直ってありのままの自分が出せるようにアドバイスすることが、今、就活で悩む我が子に対して親ができることだといえる。

「大丈夫、大丈夫、なんとかなるよ」
 「仕事なんて、何度でもやり直しがきくんだから」
 「会社も仕事も、世の中にいくらでもあるんだから」

 このような、人生の先輩だからこそできる、肩の力が抜けられるようなアドバイスが、就活生にとって、ありのままの自分が出せるようになるきっかけになるのではないだろうか。

<調査方法>
・調査会社:楽天リサーチ
・対象者:大学、大学院を卒業してから3年以内の男女(全国対象) 22歳~28歳
①就活中に内定を3つ以上獲得した社会人100人
②就活中に内定が0個だったアルバイト、及びパート、派遣社員、契約社員100人
・質問数:36問
※うち6問は追加質問になったため、回答者は200人未満
・調査日時:
①2012年2月
②2012年3月
※追加質問6問に関しての調査は2012年7月

なぜ体育会系の学生は就職にまったく困らないのか <br />彼らに学ぶ「内定がもらえる人の共通点」

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