「日本ブランド」は<br />“口ベタ”を脱することができるか?<br />――B&C時代のヴァーバルコミュニケーション

○Starbucks

 Starbucksについては、本連載の1回目(『30年後の未来を見据えた「日本ブランド」への提言 』)の中で、“The Third Place(第三の場所)”を目指す姿として中心に置き、「プロダクトとサービス」、「空間・環境とチャネル」、「人々と行動」、「コミュニケーション」の4つの枠組みそれぞれにおいて、ブランドの考え方を適切にマネジメントしている好例として紹介したが、SNS上でのトーン・オブ・ボイス(語り口)やメッセージ内容においても、Starbucksらしさは一貫している。

・Vanilla Macchiato Macchiato means "marked" in Italian. Vanilla Macchiato means "yum" in every language. :) (Macchiatoは、イタリア語で“印のついた”の意味。Vanilla Macchiatoは、“おいいしい!”の意味。どの言語でもね。)

・"Plant your own garden and decorate your own soul, instead of waiting for someone to bring you flowers." - Jorge Luis Borges #icedmacchiato (“誰かが花束を持ってきてくれるのを待つのではなく、自分の庭を持ち、自分の気持ちを飾ろう。”)

・The perfect pour over is easy with the right advice. Got brewing questions? Just ask. (プアオーバースタイルのコーヒーも、正しいアドバイスがあれば簡単につくれます。質問があれば是非。)

・Because you are awesome @johnbuysse http://instagram.com/p/l7uBakNOa5/ (なぜなら、あなたが素晴らしいから。)※@johnbuysseがInstagramに投稿した写真をStarbucksが掲載。

 Starbucks が、“About”で、“This space is not so different from your neighborhood Starbucks. It's a place where people from all over come together for conversation and great coffee.”と説明しているように、バラエティに富んだ話題、そして、ファンとの会話が繰り広げられるSNSの場は、Starbucksのリアル店舗の姿と重なる。