「子どもがマンガを読みすぎる」「ゲームをやりすぎる」というのは、基本的には就活にはまったく関係がないと考えた方がいいだろう。もちろん、勉強する時間や、考える時間を無駄に割いてしまう要因にはなるかもしれない。しかし、そのような行為が多かろうが少なかろうが、就活の面接では相手側に優劣が伝わらないことなので、関係ないのである。

 そのような事情を考えれば、親は子どもに対して、就活中の日常生活の過ごし方については、あまり口出しをしないほうがいいだろう。

「ゲームばっかりやっていて、就活は大丈夫なの?」
 「マンガなんか読んでいる場合じゃないだろ」
 「遊んでばっかりいて、就活はちゃんとやっているのか」

 このような生活習慣に関する干渉は、子どもを無駄に苛立たせるだけではなく、就活にはまったく影響がないことなので、無駄な会話になってしまうと考えた方がいいだろう。親としては、「お前、そんな呑気なことしている場合じゃないだろ!」と言いたくなる気持ちは分かるが、就活生は、そのような干渉をただでさえ嫌う年齢でもある。無駄な争いごとで子どもを追い詰めるよりも、日常生活に関しての小言はほどほどにして、黙って見守り続ける方が、親の行動として適切といえる。

日経新聞を読めば、
本当に就活に強くなるのか?

 では、日常生活に関しては、全てが就活に関係ないのだろうか?

 ここで就活中の新聞の購読状況について、内定獲得者と非内定獲得者を比較してみることにした。「就活中に新聞は読んでいましたか?」と質問したところ、明らかに内定を3つ以上獲得した人のほうが、新聞の購読率が高かった。

注)この質問に関しては、追加質問になったため両者とも100名未満の回答となった。

 内定を3つ以上獲得した人のうち、約7割の人が就活中に意識して新聞を読んでいたと回答したのに対して、内定0個の人は、約5割の人しか就活中に新聞を読んでいないことが判明した。

 この新聞の購読率の調査結果を、就活を行った社会人にヒアリングしたところ、「絶対に7割も読んでいませんよ」と笑いながら答える人が多かった。実際、今まで新聞を読む習慣がなかった学生に対して、いきなり「新聞を読め」と言っても、文字数で25万文字、400ページの文庫本1冊分の文章を読むというのは、やはりハードルが高いと言える。