しかし、たとえ新聞を2~3回しか読まなかったり、家に届いた新聞をチラ見する程度だったりしたとしても、「新聞を読む」ということに対して前向きに取り組んでいたということは、やはり内定を3つ以上獲得した人たちが、就活に対して意識を高く持っていたと言えるのではないだろうか。

 次に、就活中に購読している新聞の銘柄について聞いてみた。

注)この質問に関しては、追加質問になったため両者とも100名未満の回答となった。

 日経新聞の購読は、内定を3つ以上獲得した人の中では44%を占めており、就活中に読まれる新聞としては、やはり“鉄板”であることが明らかとなった。また、内定0個だった人の結果に目をやると、日経新聞の購読率が明らかに下がっており、いかに内定獲得者に日経新聞の購読者が多いのかということが理解できる。

 しかし、これは日経新聞を読んだから就活に強い人になったというわけではないと思われる。先述したように、就活の時期がきたら「日経新聞を読まなくてはいけない」という、高い意識を持った人だからこそ、就活で内定を3つ以上獲得できたと解釈したほうが、むしろ自然な流れと言えるのではないだろうか。

親が「新聞は面白い」と言わなければ、
子どもは読もうとしない

 このような調査結果からも、やはり就活中には新聞は読んだほうがいいと言える。書いていることが就活に役に立つとか、面接の時に有利になるとか、そういう問題ではない。純粋に「就活に真剣に取り組んでいる」という姿勢が、最終的には、面接の際に「この子はしっかり働いてくれる人だ」という雰囲気となって、相手に伝わる要素となってくれるのである。

 ただし、先述したように、今まで新聞を読んだことがない学生に対して、いきなり新聞を読ませて、その内容を理解させるのは難しいと言える。学生の頃から株や政治に興味がある人であれば問題なく読み始めることができるが、大学生時代に遊びとバイトと異性のことしか考えてこなかった学生にとっては、新聞を読むのは大変な作業と言える。

 そのような、“新聞入門者”に対しては、「日経MJ」を購読することをお勧めする。