これは、以前ある作家の方から伺った話なのですが、一流の料理人や一流のスポーツプレイヤーというのは、意外と話が合うそうです。活躍するジャンルは違えど、取り組み方や下積みなど共通して精進してきた経験があるからだという事です。

 何かを極めるということは、物事を葉(部分)から見るのではなく、幹(根本から全体)から見るということだそうです。自分で葛藤しながら、自分に問いを立て、それを手を抜くことなく続けて実践しているのが一流の方ではないでしょうか。そういう意味では一芸入社といえる自己推薦制度もありかもしれません。ご自身の培われてきた型を存分に活かしていただきたいですね。

 警察官や他の公務員、民間企業でも同様です。考えてみると、面接の場で「やる気はありません」「就職したいですが、あんまり厳しいようならやめます」などと最初から言う方はまずいないでしょう。

前回書いたように、公務員の仕事として与えられるのは、やりたい仕事ばかりではありません。更に、定期的な部署異動も行われていきます。その異動ですら、個人の希望が100%通るわけではありません。

 また、公務員の仕事は「いざという場面で民間人を守る」という使命も背負っています。災害の時に我先に逃げ出すのではなく、きちんと向き合える覚悟のある方に行ってほしいと個人的に思っています。

 公務員を目指す理由は、不純であったとしても構いません。ただ、それには倍率の高い試験を突破した上で楽な仕事ばかりではないという「覚悟」を持っていただきたいと思います。それだけ試験勉強をして時間をかけて勝ち取っていく道です。

 公務員でも民間企業でも起業でも、そこにはご自身の人生をかけた戦いがあります。

 どんな仕事でも、その業務を行っている限りはプロです。

 どんなきっかけで仕事をするとしても関係ありません。しかし、仕事を続けていく覚悟や土台を自分で作っていくという事が今後は更に大切になっていくでしょう。

 更なる道を歩まれる皆さんに、更なるキャリアが続いていく事を心から願っています。

(櫻井樹吏)

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