――当時はレベルファイブはゲームの開発会社でした。現在のようなゲームの開発も販売もするような会社にしたのはどうしてでしょうか。

 これまで苦労してゲームを作ってきても、ちやほやされたことなどないのに、ドラクエⅧを作ってから注目を集めるようになったのがきっかけです。

 ドラクエを作る前までは、自分の好きなゲームを制作して収入が得られればいいと思っていたのですが、ドラクエを作ってから変わりました。自分たちでドラクエのようなブランドを作らないと、ゲームを作ったことにならないのではないかと。自分たちのIP(キャラクターやゲームタイトルなどの知的所有権)を持って勝負する会社になりたいと強く感じました。

――そこで生まれたのがニンテンドーDS向けのレイトン教授シリーズですね。

 ヒットの度合いは妖怪ウォッチには及ばないレベルですが、ヒットの意義は大きかったですね。

――最初だけヒットしたという一発屋も世の中にはあると思うのですが、ヒットを持続できたのは何がよかったのですか。

 ドラクエをやらせてもらいましたし、開発会社としていろいろな作品をやってきたので、ヒットの感覚のようなものはある程度持てるようになったと思います。こういう作品を作ったら売れるかな、こういうのはよくないかなというのはある程度はわかっているつもりです。ヒットしているIPの続編はニーズに合わせて作っていきたいと思いますが、常に新しいジャンルのゲームに挑戦してきたというのがよかったと思います。