「5本指ソックス法」を使うと、積極的な話し方で説得できる
人は積極的に相手に何かを伝えたいときは、自然と前傾姿勢になることが心理学のデータでも報告されています。
乗り出すように前のめりになるのです。
大事なメッセージを伝えるときや相手を説得したいときは、前傾姿勢で話しましょう。
相手を説得するときには、前傾姿勢に加えて、不可欠なものがあります。
それは力強い太い声です。
前傾姿勢+力強い太い声=説得力。
ところが、前傾姿勢を取ろうとして前のめりになってしまうと、身体が安定しません。
すると、力強い太い声が出づらくなります。
前傾姿勢にもかかわらず、力強い声が出る最強のお助けアイテムがあります。
それが「5本指ソックス」。
足の5本の指が1本ずつ入る靴下です。
この「5本指ソックス法」は、あるクライアントが発見した方法です。
トレーニングで「足で踏ん張って前傾姿勢で声を出す」と言うたび、その方は「踏ん張るという感覚がよくわからない」と首をかしげていました。
ところが、あるとき温泉旅行に行ったところ、部屋に浴衣と「5本指ソックス」が用意してありました。
「5本指ソックス」をはき、ぞうりをはいてみたところ、初めて足を踏ん張っている感覚がわかったそうです。
それまでは、靴下の中でキュッと一つにまとまっていた足の指が、「5本指ソックス」にしたことで、1本ずつが離れた感覚で床につき、踏ん張れるようになったのです。
「5本指ソックス」で前傾姿勢を取ると、普通の靴下のときよりも安定感があります。
下半身が安定するので力強い声も出やすくなるのです。
プロ野球選手にも、「5本指ソックス」の愛用者が増えていて、元ニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜選手もその一人だったとか。
「地面を足指でつかむような、踏ん張りがきく感覚」をとても気に入っていたそうです。
「5本指ソックス」は靴を脱いだとき恥ずかしいという方には一見普通の靴下に見えるデザインがありますし、女性には「5本指ストッキング」があります。
普通の靴下に比べると、多少はくのに時間がかかることと、やや高価なことが難点ですが、ぜひ一度試してみてください。