一方で、中高年の人材活用を積極的に行っている企業の取り組みも紹介しています。定年延長でやる気を引き出したり、ジョブローテーションで多能化を図ったりと、参考になる取り組みが満載です。

 実は、何を隠そう私自身もバブル入社の世代です。それだけに、「バブル世代の処遇に悩まされている」という言葉は、身につまされます。

 しかし、だからといって、自分を卑下したりはしません。バブル世代だって、これからもっともっと会社や社会に貢献できると思っているからです。

 インタビューでお会いした三浦雄一郎さんの、こんな言葉に励まされました。

「70歳でエベレストに上るという目標を定めた途端、日常のすべてが一変しました。この一歩がエベレストの頂上につながっている。そう想像すると歩く一歩一歩の意味が変わってきたんです」

 われわれオジサン世代も、夢や目標を持てばもう一花咲かせられるはずです。読者の方にそんな勇気をお届けできたらと願っています。

(『週刊ダイヤモンド』副編集長 前田 剛)