留学経験のない大人でも3ヵ月で発音はよくなる!
以前、イギリス留学を控えていた高校生の女の子に発音を教えたことがありました。ちょうど留学の4ヵ月前からレッスンを始めて、毎日教室に通ってもらったところ、彼女の発音は飛躍的によくなりました。日本にいた時は、どこにでもいる普通の高校生で、英語が得意というわけでもなかったのですが、留学先の学校では校長から「発音がすばらしい」という評価を得て、一番レベルの高いクラスに入れてもらえたそうです。
ちょうど4ヵ月現地で勉強して帰国した彼女は、信じられないほど流暢な英語を話せるようになっていました。発音の練習なしに、たった4ヵ月の留学でここまで英語が上達することはありえません。
また「正しい発音は子どもの頃にしか身につかない」「大人になってからでは遅すぎる」ということは、絶対にありません。きちんとしたトレーニングを集中的に続ければ、必ず改善します。逆にいえば、意識して練習しなければ、どんなに語学のセンスがあっても、耳がよくても、発音はよくなりません。
毎日コツコツやれば、誰でも上達する。すばらしいことだと思いませんか? 英語の発音に関するかぎり、持って生まれたセンスも才能も関係ないのです。私の生徒のなかにも、たった数ヵ月のトレーニングで帰国子女の友達よりも英語が通じるようになったという人が何人もいます。
次回(9月1日掲載予定)は、最近、よく言われる「英語は(ヘタでも)通じればいい」説のウソorホントについて書いていきます。特に出張や会議で英語を使う機会のあるビジネスパーソンのみなさんは、必読の内容です。お楽しみに。