経営 × ビジネスSNS

課題は部長同士のコミュニケーション?
「オフィス内」の働き方を見直す動きが加速

河合起季
【第7回】 2014年8月22日
previous page
2
nextpage

 実際の企業ニーズとしては、オフィスの移転を機にオフィスデザインや社員の働き方を変えたいというケースが多いようだ。

 「オフィスを変えるというと、まずは設計からと思われている方が多いのですが、その前に企業のビジョンに合わせて設計要件(ブースの数、会議室の数など)をどうつくるかが非常に重要です。その段階からサポートするケースも多いですね」

 最近は、移転の2年以上前からの相談もあるそうだ。また、オフィスに関係なく、社内改革のためのコンセプトをつくりたいというニーズにも対応。ここ数年は後者の依頼件数が増えてきているという。

企業がオフィスにまず求めるのは
「コミュニケーション機能」

 オフィス改革の目的として企業が必ずといっていいほど挙げるテーマが「コミュニケーション」だ。

 「コミュニケーションといっても、従来とはつなぐ先が変化しています。以前は、上司~部下間の“ホウレンソウ”をきちんとやりなさいというものでした。それがとくに事業部数が多い企業の場合は、部門間の壁を越えてコミュニケーションを図りたいというニーズに変わっています。もっとシナジー効果を生み出せるオフィスにしたいというわけですね」

 また、経営側と社員とのコミュニケーションの促進も求められている。世の中の流れが速いため、経営戦略の変更頻度が増えているからだ。従来であれば、半年に1回程度、経営方針を伝えていればよかったが、今は月単位・週単位で変わることも珍しくない。それをいかに現場にスムーズに伝達するかが課題になっている。

 現在のオフィスがオープン化の流れにあるのも、こうしたコミュニケーションを促すのが狙いだ。まずは個人間を隔てる壁をとっぱらい、蓄積された部門の財産を他の部門でも生かせるように部門間の壁をなくし、さらには経営者が向いている方向が明確になるように経営と現場とをフラットな位置に置こうというわけだ。

 目指すのは、個人と個人の知恵をかけ合わせてイノベーションやアイデアを生み出す空間づくり。そのツールの1つが最近のオフィスで見られるようになった壁面のホワイトボード化だ。井戸端会議のように社員同士がいつでも自由に議論や意見を交わし、その場でメモをとったり、アイデアを描くことができる。

 ただし、単に環境を変えるだけでは成果は上がらないとも。

 「月曜日の朝、出社してみたら、いきなり壁一面がホワイトボードに。さあ、どんどんアイデアを出してください、なんて言われても、たぶん無理でしょう。クリエイティビティを発揮するためには、スキルの向上も含めて、社員自身が変わらなくてはいけない。ですから、当社ではオフィス改革とセットで、入居前に社員研修も実施しています」

 研修は1コマ3時間。合意形成や相互理解などをサポートするファシリテーション技術やプレゼンテーション、タイムマネジメントなどをテーマに行われる。

previous page
2
nextpage

理論から実践まで「働き方改革」への挑戦

業務効率化、子育て・介護の支援、チームワーク、コスト削減、災害対策など、多岐にわたる働き方の課題を、専門家へのインタビューや企業の現場取材で明らかにする。

「ビジネスSNS」のメリットをわかりやすく解説

いつでもどこでもスピーディに情報を共有し、ビジネスを前に進める。ビジネスSNSの活用でワークライフバランスも改善。活用イメージと実際の操作手順をYoutube動画で解説。

[ LINE WORKS導入事例 ]
株式会社IDOM
(旧・ガリバーインターナショナル)

[ LINE WORKS導入事例 ]
コネクシオ株式会社
 

 

LINEとつながる唯一のビジネスコミュニケーションツール LINE WORKS

LINE WORKS各機能のご紹介
 

 

[ ビジネス版LINE ]
LINE WORKSでシャドーIT対策

[ LINE WORKS導入事例 ]
スマホでスキマ時間活用編


「働き方」という経営問題―The Future of Work―

人口減少による働き手の不足と経済・社会のグローバル化が、企業経営を取りまく大問題となっている。そのなかで、企業が競争優位性を築くためのキーワードとして浮上しているのが「ワークスタイル変革」だ。識者への取材や企業事例の紹介を通じて、すべての企業と働く人に問われている「働き方」の課題を明らかにしていく。

「「働き方」という経営問題―The Future of Work―」

⇒バックナンバー一覧