8月12日午前11時過ぎ、大変悲しいニュースが世界を駆け巡りました。

「映画『 いまを生きる 』や『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』などで知られる俳優でコメディアンのロビン・ウィリアムズが現地時間8月11日、米カリフォルニア州マリン郡にある自宅で死去した。享年63歳。郡当局は自殺の可能性があるとして、調査しているという。……」
共同通信、8月12日午前11時05分。

 もう、あの慈愛に満ちた笑顔が見られなくなる?

 熱烈なファンは勿論、映画ファンなら誰でも、失ったものの大きさを感じたはずです。

 銀幕のロビン・ウィリアムズは、彼が語る何気ない台詞の中に、人生の真理とでも言うべきものを感じさせてくれた稀有な俳優です。勿論、それらの台詞は、ウィリアムズが考えたものではないので、彼は演技として語っているわけです。でも、もしもロビン・ウィリアムズではない他の誰かがそれを語ったとしたら、どうでしょう? ハリソン・フォードやウディ・アレンだったら…?

 ウィリアムズ以外が演じた場合を想定することに大した意味はないでしょう。しかし、そういう仮定の状況を想定すると、ロビン・ウィリアムズにしか出せない演技の妙味があることは明らかです。

 ロビン・ウィリアムズは、偉大な足跡を残しました。

 と、いうわけで、今週の音盤は、名優ロビン・ウィリアムズ追悼として、映画「グッドモーニング、ベトナム」サウンドトラック盤です(写真)。